遺骨からダイヤモンドを作ることができるサービスがあります。
遺灰や遺骨をどのようにするのか?
遺灰や髪の毛を使ってダイヤモンドを作る技術があることを知りました。
ペットの遺骨も人骨と同様にダイヤモンドを作ることができるので、利用している人もいるとのことです。
気になる値段や注意点
墓じまい遺骨の処分のひとつの方法としてでも利用できるのか?
調べてみました。
遺骨からダイヤモンドにする値段は?
遺骨(人骨)からダイヤモンドを作る場合の価格相場は約40万円~250万円とのことです。
さらにジュエリーへと加工する場合には、その分の金額が別にかかってきます。
遺骨からダイヤモンドを作る価格は、天然のダイヤモンドと同じで
カラット(宝石の重さ、1カラット=200㎎)やカット(研磨の方法)、デザイン(指輪?ペンダント?ピアス?)によって異なってきます。
原石製作のみ 0.20カラット42万円~
カットダイヤモンド 48万~
1.0カラットの原石 198万円~
カットダイヤモンド 248万円~
依頼する業者によっても異なるようですが
サイズが小さい原石製作の場合が一番安く、サイズが大きくなるにしたがって・カットもするとなるとどんどん金額が高くなっていく
と考えたら良さそうです。
そして、カラーによっても違いがあります。
イエローよりブルーの方が高く
大きいサイズ(1.0ct)ともなると、50万円以上の違いが出てきます。
イエローやブルー以外のカラーを選べる業者もあるので、そうなるとさらにわかりにくくなってしまいますね。
調べてみたところ
イエロー黄緑→レッド→ブルー→クリアの順に金額が高くなっていました。
遺骨からダイヤモンドにしてくれる会社
・アルゴダンザ社(スイス)
・ライフジェム社(アメリカ)
・WiTHART(ウィザート)
が、有名どころではあります。
アルゴダンザ社はスイスに本社を持っていて、日本にもアルゴダンザ・ジャパンがあります。
アルゴダンザ・ジャパンの本社は静岡県。
大阪府にも西日本オフィスとして存在しています。
遺骨が少なくても他の遺品や髪の毛から炭素を抽出してダイヤモンドを作るサービスを扱っています。
ペット用メモリアルダイヤモンド専門のセンペル・フィデス社というアルゴダンザ社が設立した会社もあります。
アメリカに本社がある「ライフジェムUSA」
日本にはライフジェムジャパンがあります。
大阪府にあり、ライフジェムの特徴はダイヤモンドカラーのバリエーションの多さです。
イエロー、ブルーの他にも
レッド・グリーン・透明が選べます。
ペット専門ブランド「PreciousOne」は日本で2005年から開始しています。
WiTHART(ウィザート)は「TOMONi」というブランドを持っていて、ダイヤモンドの生成依頼を受け付けています。
工場はスイスにあります。
リングやペンダントの他、サファイアの生成もされています。
遺骨ダイヤモンドの製造工程についても動画を見つけました。
遺骨からダイヤモンドどんな形が多い?
リングとネックレスが注文全体の9割とのこと(ライフジェム社)
6ヶ月ほどかけて、遺骨からダイヤモンドへと変わっていきます。
とても時間はかかるものと考えておいたらよさそうです。
アルゴダンザで好評なのは未研磨の原石というのもありました。
「宝石が欲しいわけじゃない」「故人のイメージに合わない」という方には、未カット、未研磨の原石を届けてくれます。
遺骨からダイヤモンドにする時の注意点は?
人骨が足りない時がある
原料として十分な炭素量が必要なのですが、そのための量に達しないことがあります。
髪の毛から、炭素を抽出することができるので、人骨が足りないと思われるときには髪の毛を残しておくと良さそうです。
約300gが必要とされています。
だいたい焼却後の全遺骨の4分の1~5分の1の量とのことです。
この遺骨の量は依頼する業者によって違います。
70g~400g
とても幅があります。
業者によっては事前に炭素の量を検査してもらい製作の可否を確認してくれるようですよ。
ダイヤモンドから遺骨には戻せない
ダイヤモンドに加工してしまうと、後から元に戻したくても遺骨に戻すことはできません。
ダイヤモンドに加工する前に、よく遺族で話し合う必要もあるかもしれません。
分骨することが、すべてをダイヤモンドにしてしまった後であればできなくなってしまいます。
後々遺族とトラブルにならないようにしないといけませんね。
墓じまい遺骨の処分にもなるのか?
お墓がすでにあり、今後後継者がいないためどのようにしたら?と悩むこともあります。
一般的には古いお骨でも製作が可能とのことです。
現在のお墓を閉めて、中に納骨されているお骨で制作したい」というリクエストにこたえることも可能らしいです。
アルゴダンザ・ジャパンより
アルゴダンザ公式→アルゴダンザ
遺骨からダイヤモンドにする値段や注意点は?墓じまい遺骨の処分のひとつにもなるか。まとめ
遺骨は海洋散骨を選択する人が増えているようですけど、全部を散骨する
ではなく、一部をジュエリーとして持つことを選ぶ方も出てきているようです。
全てをダイヤモンドに、一部を散骨やお墓に
など選ぶこともできるわけです。
遺骨のすべてを使ってメモリアルダイヤモンドをつくることで、お墓をたてず故人を偲ぶこともできます。
お墓をつくるのも、維持するのにもお金がかかる、後継者がいないなどで墓じまいなど
お墓に関する悩みは今後どんどん増えていくと思っています。
ダイヤモンド葬はお墓に関する悩みを解決してくれる一つの方法になりますね。
亡くなられた方が、ダイヤモンドとなりずっと側にいてくれるという存在感は、心の支えにもなるのでは?
と思います。
海洋散骨は墓じまいを考えている人によく選ばれています【広告】↓