京丹後市大宮町善王寺にある『tensen』
小高い坂を少し上った先にある『古民家の焼き鳥屋さん』焼き鳥屋さんでありながら、串ものだけでなくすべてがオシャレ!それでいて贅沢なおいしさ。デートや記念日にもぴったりな場所だと感じたので詳しくレポしていきます。
まず、コースで予約していまして(4500円/1人)、お店に入ると隅にあるL字型になったソファー席に案内されました。
内装は外から見たよりずっとオシャレで奥行きがあり人数も30人以上は一度に入れそうです。
ではでは、実際に訪れた気持ちになって読み進めていただけたらと思います。
京丹後市のディナーでデートや記念日におすすめしたい穴場『tensen』京地鶏と季節の野菜の贅沢ディナー
木のぬくもりに包まれた古民家の引き戸をくぐると、ふわっと香る炭火のにおい。
京都府京丹後市善王寺にある焼き鳥屋さん『tensen』見た目はこじんまりとした昔ながらの家屋。
でも一歩足を踏み入れると、広がる空間と洗練された空気感に心躍ります。まるで秘密基地のような奥行きのある造りと、そこに漂う炭の香りが雰囲気をさらに深めてくれます。
2日目の夕食はtensenさん。先月オープンしたばかりの創作焼き鳥のお店。外観や店内の雰囲気はかなりおしゃれで料理もとっても凝っているのにリーズナブル。おそるべし美食の街、京丹後… pic.twitter.com/7h2sxJc5YG
— うまたつ (@umatatsu2) May 20, 2024
わたしは外の写真と内装の写真撮り忘れたので、Xで画像をあげている方の物を埋め込んでいます。
tensenはコースもあります。コースでお願いしました。
まずはじめに焼きナスのシューとスッポンのジュレと玉ねぎのクーリ
1つ目から普段食べない料理が登場。

なんとオシャレな!ジュレは混ぜていただきます。
お次はスープ「焼とうもろこし冷製ポタージュ」(写真撮り忘れ)あまーい。これは子どもたちがいたらジュースのように飲み干すでしょう。今回は子どもたちだけおじいちゃんおばあちゃん宅にお泊りの日でして、夫婦だけで楽しんでおりました。
焼き鳥「こころ」
この焼き加減が絶妙!これは絶対食べてほしい1品です。
あ、写真撮り忘れ・・・
大ぶりでふっくらとしたつくね串

上からふんわりと降り積もるのは、塩ではなくまるで雪のような塩の結晶。外は香ばしく、中はジューシー。これが「熟成された京地鶏」か…と、一口で違いがわかる感動の仕上がり。焼き加減が絶妙です。しかも、ひとつひとつが丁寧です。
焼き鳥×フレンチ=想像を超える驚き
ただの焼き鳥屋さんじゃないと感じさせてくれたのが、一品料理の数々。
たとえば、前菜で出てきたグラス仕立ての冷製スープとシュー
見た目こそかわいらしいけれど、口に入れた瞬間に「ん!?なにこれ!おいしい!」と唸るほどの完成度。フレンチの技法が光るこの一品。
そしてタコと文旦のサラダ

見た目がまず美しく、そこに重ねられた香りと酸味のバランスに、また感動。さっぱりとした味付け。

タイと夏野菜、バジルとライム
さっぱり!爽やかなおいしさ。
野菜までもが主役級。丹後の恵みを感じられる
ズッキーニの串焼きには、バジルがちょこんとのっていて、シンプルなのに奥深い味わい。わたしはこのへんでおなかがいっぱいになってきました。夫はまだまだ大丈夫とのこと。
ただ、わたしの分も食べてくれていたので最終的には満腹状態に。

驚いたのが焼き茄子とそうめんを合わせた冷製仕立て、地鶏のそうめん。ツルッとした喉越しの中に、だしのコクが広がる。これ、暑い季節にぴったりすぎる…。

野菜だけでここまで満足感を得られるって、なかなかないです。これは完全に、地元野菜の力とお店のセンスの賜物。
やっぱり焼き鳥は、香りでもより美味しさが際立つ
炭火で焼かれた京地鶏の串たちは、どれもこれも肉の旨味がギュッと凝縮。


オクラと茗荷
そして最後は、もものパンナコッタ。さっぱりとした甘さが、焼きの香ばしさの余韻に寄り添って、心まで整うような締めくくりでした。

夫がこれが食べたいと思っていたデザートがドンピシャで登場しました。
tensenは大人の隠れ家焼き鳥屋さんでした
デートにもぴったりな雰囲気、そして料理のセンスが抜群。
カジュアルだけど品があって、ひと皿ごとに季節と技術が感じられる贅沢時間でした。
ひとつだけ注意するなら・・・炭火の香りは服にもつきます。それすらもこの店の魅力のひとつ。むしろ「いい香りつけて帰ったなぁ」と思えるほど、満足感に包まれること間違いなしです。
【店舗情報】
店名:tensen
住所:京都府京丹後市大宮町善王寺1162-2
特徴:京地鶏×炭火焼×フレンチ技法/古民家の隠れ家風ダイニング
この記事が気に入った方は、デートや特別な記念日に「香りごと記憶に残る」この一軒、ぜひ訪れてみてください。