ミリオネア凛牙をオーバーホールしてもらい、まだまだ現役で使用し続けることにしました。

10年以上前のリールのため、機能面ではやや劣っており特にスプールなどはかなり前の世代です。
購入当初の赤いスプールは固定マグフォースで、次に装着したオプショナルスプールは可変式ではあるものの最新のBOOSTスプール仕様ではありません。
最近ベイトリールもPEライン使用になったきていたので、PEに特化したスプールに換装することにしました!
ミリオネア凛牙SV BOOST PE 1000スプールに換装
ミリオネア凛牙はφ34mmのスプールが使用できます。
最新のスプールであるSV BOOST系やマグフォースZのスプールでφ34mmはありますが、そのままでは装着できません。

スプールのシャフトが短いみたいです。
そのままでは、メカニカルブレーキなど使用できなくなってしまうので調整が必要です。
そこで調整用のパーツを取り寄せ、最新のφ34mmスプールが使用できるようにしました。
必要なパーツ
必要なパーツは2つで、マグネットブレーキ側に1つ、メカニカルブレーキ側に1つ必要です。
マグネットブレーキ側に必要なものは、ミリオネアHL103リンガのパーツを使用。
部品コード
637:57404
部品名
ベアリングW(A)
値段は100円


メカニカルブレーキ側に必要なパーツは、PX68Rのパーツを使用。
部品コード
6G0:15501
部品名
ピニオンシャフト
値段は300円


この2つさえあれば、最新のφ34mmスプールをつけることができます。
ミリオネア凛牙に実際に取り付けてみた!
まずは一番簡単な、ピニオンシャフトの換装から。
こちらはメカニカルブレーキノブを緩めて、ノブを外しピニオンシャフトを露出させ引き抜き入れ替えるだけで終了です。


左がミリオネア凛牙のもの。右がPX68Rのピニオンシャフトです。
すこしだけPX68Rの物の方が、長いです。この少しだけ長いというのが重要です。
入れ替え後は、メカニカルブレーキノブは緩めに取り付けます。
次に、マグネットブレーキ側にワッシャーを追加する作業です。
ベアリングを止めている金具の紛失に注意しながら、順番に取り外していきます。


ここまで取り外して、あとはすでにセットされている金属ワッシャーと同じパーツを金属ワッシャーの上に追加して組み直します。
金属ワッシャーが追加されたことにより、ベアリングを止める金具が止めづらくなっていますが、なんとか面一で止めることができます。




あとは、最新のφ34mmスプールを取り付ければ完成です!
今回は、SV BOOST PE 1000スプールG1というPEラインに特化したスプールを取り付けました。
取り付け後は、マグネットブレーキ側をまず閉めて、その後からメカニカルブレーキを締めます。
そうすることで、マグネットブレーキ側が浮くことを防ぐことができます。
SV BOOSTスプールを装着したミリオネア凛牙
最新のSV BOOSTスプールを装着したミリオネア凛牙が完成しました!
どこかを削ったりせず、現在販売しているパーツのみで換装できるのでお手軽なカスタマイズではないでしょうか。

