防虫プレートは、家庭や倉庫、飲食店などで手軽に使える害虫対策アイテムとして人気です。
その中でも「パナプレート」と「バポナ」はよく比較される製品。
パナプレートとバポナの違いを成分・効果・安全性の観点からみて、現在のおすすめ防虫プレートについて紹介します。
こんな方におすすめの記事です
- 「パナプレートとバポナの違い」が知りたい
- バポナが販売終了になった理由を知りたい
- バポナの代替品を探している
- 倉庫や食品保管庫、自宅での害虫対策をしたい
- 安全性の高い防虫プレートを選びたい
パナプレートとは?
パナプレートは、ピレスロイド系などの成分を使用した防虫プレート型の殺虫剤。
薬剤が空気中に拡散することで、ゴキブリやハエ、蚊などの害虫を駆除・忌避します。
安全性が比較的高く、小さなお子さんやペットがいる環境でも注意しながら使えるのが特徴です。
設置型なので、長期間(数週間~数か月)効果が持続し、手間が少ない点も魅力です。
バポナとは?
バポナは、かつて販売されていた有機リン系のジクロルボス(DDVP)を有効成分とする防虫プレートです。
ゴキブリやハエに強力な効果を持ち、広く使用されていました。
アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)と不可逆的に結合してその働きを阻害することによって殺虫作用を示します。
しかし、人体やペットへの安全性が懸念され、その影響か現在は販売終了となっています。
哺乳類や鳥類では比較的速やかに分解はされるようです。
登録販売者試験勉強の際に、ジクロルボスとバポナはつなげて覚えていたことを思い出します。
パナプレートとバポナの違い
比較項目 | パナプレート | バポナ |
---|---|---|
有効成分 | ピレスロイド系など(比較的安全性が高い) | 有機リン系ジクロルボス(DDVP) |
効果対象 | ゴキブリ、ハエ、蚊など | ゴキブリ、ハエなど |
販売状況 | 販売中 | 販売終了 |
安全性 | 比較的高い(子供・ペット環境でも注意すれば使用可能) | 低い(人体・ペットに影響の懸念) |
なぜバポナは販売終了になったのか?
バポナは効果が強力で人気がありましたが、ジクロルボス(DDVP)が人体や動物に与える影響が問題となり、規制が進みました。
特に密閉空間での使用による健康リスクが懸念されたため、防虫プレート市場から姿を消すことになったようです。
現在のおすすめはパナプレート
バポナが販売終了となった今、代替品として最も注目されているのがパナプレートです。
- ピレスロイド系成分で安全性が高い
- 設置型で手間がかからない
- 数週間~数か月効果が持続する
こうした理由から、現在の防虫プレートの主流はパナプレートとなっています。
パナプレートとバポナの違いまとめ
- パナプレートは販売中、安全性が高く長期間使える
- バポナは有機リン系成分を使用していたが、安全性の問題で販売終了
- 現在はパナプレートが防虫プレートの代替品としておすすめ
現在入手できる中ではパナプレートが安心で効果的な選択肢です。
代替品に関しては別記事でまとめています↓
