子どもの誤飲対処法をまとめる【化学物質、医薬品、動植物の毒などの中毒事故】

子どもの誤飲、誤食は防止が大切!だけど、もし誤飲事故が起こったらどうするのか、応急手当の基礎をまとめようと思います。

子どもが誤飲してしまったらどうする?誤飲したものと対処法

石油製品(灯油、マニキュア、除光液、液体の殺虫剤など)

牛乳を飲ませる×

水を飲ませる×

吐かせたり、牛乳または水を飲ませることで吐きやすくなると吐物が気管に入りやすくなり、入ると肺炎を起こす危険があります

容器に「酸性」または「アルカリ性」と表示されている製品(漂白剤、カビ取り剤、トイレ・パイプ・換気扇用洗浄剤など)

牛乳を飲ませる〇

水を飲ませる〇

誤飲時にのどや食道に「やけど」を起こしており、吐かせると薬剤が再びのどや食道を通るため「やけど」がひどくなってしまいます

牛乳または水は薬剤の「やけど」を起こす作用を和らげてくれます

防虫剤(しょうのう、ナフタレン、パラジクロルベンゼン)

牛乳を飲ませる×

水を飲ませるー(どちらでもない)

しょうのう(樟脳)は吐かせるとけいれんを起こしやすくなります

防虫剤は牛乳に含まれる脂肪に溶けて体内に吸収されやすくなります

たばこ(葉、吸殻、加熱式含む)

牛乳を飲ませる×

水を飲ませる×

たばこの有毒成分「ニコチン」が体内に吸収されやすくなります

界面活性剤を含む製品(洗濯用や食器用の洗剤、シャンプー、石けんなど)

牛乳を飲ませる〇

水を飲ませる〇

牛乳または水はのどや食道、胃に対する界面活性剤の刺激を和らげてくれます

石灰乾燥剤、除湿剤など

牛乳を飲ませる〇

水を飲ませる〇

牛乳または水は薬剤の「やけど」を起こす作用あるいは刺激を和らげてくれます

意識がない、けいれんを起こしているなどすでに重い症状がある時は、直ちに救急車を呼ぶこと!
意識があり、呼吸・脈拍に異常がない場合は、何をどの位の量を誤飲して、どの位時間が経っているのかを確認し、症状がある時はすぐに医療機関を受診すること!
家庭で無理に吐かせると、吐いたものが気管に入ってしまうことがあり危険です!

中毒事故が起こりどう対処したらよいか迷った時の問い合わせ

中毒110番一般専用電話 判断に迷ったら問い合わせを!

大阪:072-727-2499(365日24時間対応)

つくば:029-852-9999(365日9~21時対応)

化学物質(たばこ、家庭用品など)、医薬品、動植物の毒などによる中毒事故が実際に起きて、どう対処したらよいか迷った時に相談することができます。

応急手当や受診の必要性を薬剤師、獣医師がアドバイスしてくれます。

異物誤飲(プラスチック、石、ビー玉など)や食中毒、慢性の中毒(アルコール中毒、シンナー中毒など)や医薬品の常用量での副作用についての相談には応じていません

たばこ誤飲事故専用電話

072-726-9922(365日24時間対応)

自動音声応答による情報提供

生後6カ月~2歳未満の乳幼児の誤飲事故が多い

子どもの手の届くところに放置されていないか確認することが大切です

たばこ・くすり・化粧品・洗剤、洗浄剤、漂白剤・家庭用殺虫剤、防虫剤(殺虫スプレー、ホウ酸団子など)、カー用品、灯油・芳香剤、消臭剤・乾燥剤、保冷剤・文具、おもちゃ、電池

など危険がいっぱいです

上にお子さんがいればその子が知らないうちに床に置いていたりと危険なことがありますよね。

キッチンタイマーやリモコンなども電池が知らないうちになくなっていて、レントゲンを撮ると胃の中にあることがわかったという場合があったようです。

化学反応を起こすものはとても怖いです。

年齢に応じた子どもの目線

6~12カ月

床や畳など、低い位置のものに注意

たばこや吸殻、床の上のホウ酸団子や液体蚊取り

 

うちはたばこを吸う人はいませんが、虫とりは気をつけないといけません。

アリの巣退治の容器なども子どもはすぐに見つけ吸い寄せられるように触っていたりします。

1歳~2歳

テーブルの高さにあるものに注意(台に登ることがあります)

リモコン、玩具、キッチンタイマーの電池、洗面台や流しの下の洗剤、ポリタンクの灯油ポンプ、防虫剤、鏡台の化粧品、シャボン玉液などの玩具

キッチンテーブルにはテーブルクロスをしないようにした方が良いですよね。

3歳~5歳

高い場所にも注意(行動範囲がより広くなります)

棚の上の救急箱、引き出しの中のくすり、冷蔵庫の中のシロップ薬、流しの漂泊中のコップ

開けられないと思っていた棚なども開けていて驚くことがあります。

椅子などを持ってきて高い場所のものも工夫して取っていたりもします。

 

我が家であった誤飲未遂

わたしの子どもはペットボトルのキャップを口の中に入れてしまうという誤飲未遂が1回どころか3回はありました。

近所の子どもたちと少し遊ぶようになった頃、年上のお友達が自分の持っていたペットボトルのキャップをおもちゃにして遊ばせてくれようとしていたようで知らないうちに口の中にペットボトルのキャップを入れてしまっていました。

飲み込みはしていませんでしたがとても焦って子どもの口の中に指を入れて取り出しました。

子どもの誤飲は防止が大切ですが、少し目を離した隙や大人が近くで見ているときにも起こってしまうことはあります。

もし誤飲事故が起こってしまった時に正しい対処法ができるようにしたいものです。

 

参考文献  公益財団法人日本中毒センター 協力一般社団法人日本たばこ教会制作の冊子(2018年11月改訂版)

 

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