PEラインを使用すると、避けては通れないのがリーダーとの結束です。
様々な結束方法(ノット)があり、その強さはノットにより様々です。
自分はFGノットが釣り場ですぐに組めるような器用さではないことから、YouTubeで紹介されているノットをよく使用していました。
海釣りもよく行くようになったので、今回自分のよく使うノットを検証してみました。
参考にしているオルブライトノット改良版
いつも参考にしているのは、大好きなバスプロの一人である清水盛三さん(以下モリゾーさん)がYouTubeで紹介しているノットです。
モリゾーさん曰く、アメリカのバスプロから教えてもらった方法だそうで、後で調べるとオルブライトノットの亜種のようでした。
これをバスでも海でも使用していましたが、ジギングなどで使用するのに耐えうる強度なのか、実際に検証しようと思いました。
ノット強度の検証
方法として、新品のPEラインと新品のリーダーラインをモリゾーさん紹介のノット(以下モリゾーノット)で切れるまで引っ張り、ドラグチェッカーで測定するといった方法をとりました。
使用ラインは、PEの3号を使用しました。
リーダーはナイロン5号(100均)とフロロカーボン10号です。
ナイロン5号は理論値上、強さは9kgでしたが実測は8kgでした。
フロロカーボン10号は理論値上、強さは15.9kgで実測も15kg以上のようでした。
モリゾーノットは、巻きつけを片道8回としました。
検証結果
ラインの種類 | 1回目(kg) | 2回目(kg) | 3回目(kg) |
ナイロン5号 (実測値8kg) | 7.0 | 6.6 | 6.3 |
フロロカーボン10号 (理論値15.9kg) | 10.5 | 8.5 | 9.8 |
ナイロン5号は平均6.63kgで、結束力は82.88%でした。
フロロカーボン10号は平均9.6kgで、結束力は60.38%でした。
オルブライトノットの結束力は、一般的に60%程度なのでフロロカーボンにおいては同じくらいでした。
ですが、号数なのかラインの相性なのかはわからないですが、ナイロンラインはかなり好成績でした。
これだけ強さがあれば大型青物などが来なければ、なんとかなる範囲ではないでしょうか。
FGノットと比較して初心者でも簡単にノットを組むことができるので、モリゾーノットはかなり使いやすいと感じています。
今後はナイロンの10号でも試して検証してみようともいます。