通販や引っ越しで手にする段ボール。さらに最近では、環境にやさしい素材として 段ボール収納・段ボール机・椅子 なども注目されています。
一方で「段ボールはゴキブリの温床になる」という不安を耳にすることも。
これは夫から聞いて、え?そうなの?と遅ればせながら知ったのですけどね。
では実際はどうなのでしょう・・・?
この記事では
- 段ボールとゴキブリの関係
- 必ずしも温床ではないという見解
- そして段ボール家具・収納を清潔に使うためのコツ
をわかりやすくお伝えしていきます。
段ボールとゴキブリの関係 (よく言われる説)
紙や糊を食べられる、隙間が隠れ家、湿気を吸う → ゴキブリにとって条件がそろいやすい
紙や糊をエサにできる
ゴキブリは雑食性で、紙や段ボールに使われている糊を食べられると言われています。
特に湿気を含むと柔らかくなり、摂取しやすくなるという話があります。
隙間が隠れ家になる
段ボールは複数の層でできていて、内部に細かい空間が無数にあります。
暗くて暖かい環境はゴキブリにとって安心できる隠れ家になりやすいと考えられている。
湿気をためやすい
紙素材のため湿気を吸収しやすく、ジメジメした場所に置かれた段ボールはゴキブリや他の害虫にとって居心地の良い場所になるのです。
実は「段ボール=必ずゴキブリ発生」は誤解
環境次第でリスクが高まる、清潔に管理すれば大きな問題にはならない。
最近では、専門家や衛生業界の記事を見てみるといろんな指摘が見つかります。
- 段ボール自体がゴキブリを引き寄せるわけではない
- ゴキブリが寄ってくるのは「食べ物や水分が周囲にある環境」が主な原因
- 段ボールはあくまで「居心地の良い隠れ家になりやすい素材の一つ」に過ぎない
つまり、段ボールが置いてある=必ずゴキブリが繁殖する、というのは極端な見方になってしまいます。
段ボールが直接の原因ではなく、 周囲の環境次第でリスクが高まる と考える方がよさそうです。
実際のリスクは「環境」にあり
放置場所がカギ
- キッチンや脱衣所など、水や食べ物のニオイがある場所
- 湿気の多い押入れやベランダ
こうした場所に段ボールを長期間置くと、ゴキブリが好む条件がそろいやすくなります。
清潔にしていれば問題なし?
逆に、乾燥した清潔な部屋で、一時的に段ボールを置く程度であれば大きな問題は起こりにくいと考えられます。
段ボール家具・収納を安心して使うコツ
長期間湿気の多い場所に置かない
段ボール家具は軽くて移動しやすいのが利点。押入れやベランダなど湿気がこもる場所は避け、風通しの良い部屋で使うようにすると〇
床に直置きせず、浮かせる工夫を
ゴキブリは床を這って移動するため、段ボール家具を直接床に置くと侵入しやすくなります。
家具の下にすのこやキャスター台を敷くだけで、通気性も確保でき安心。
定期的に掃除・点検をする
収納ケースや机の引き出しにホコリや紙屑がたまると、害虫の住処になりやすい。
月に一度は中身を整理し、アルコールスプレーで拭き掃除をして清潔を保ちましょう。
防虫・除湿アイテムを活用
- 除湿剤やシリカゲルを家具の中に入れる
- ゴキブリ忌避スプレーを外側に軽く吹きかける
- ハッカ油やクローブなど自然系の防虫グッズを置く
これらを併用するだけで、安心感がぐっと増します。
劣化したら買い替える
段ボール家具はコスパが高い反面、長年使うとへたりやすい素材。
へこみや破れはゴキブリの隠れ場所になりやすいので、劣化を感じたら思い切って交換するのがベストです。
実際の体験談
段ボール収納をクローゼットで利用
Aさんは、クローゼット内で段ボール収納を愛用中。中には衣類を入れているため湿気が気になり、防虫剤と除湿剤を併用。5年以上使っているがゴキブリの被害はゼロだそうです。
湿気は大敵ですね。
子どもの段ボールデスク
子どもの学習机として段ボールデスクを導入した家庭のおはなし。
軽くて安全性が高いが、飲み物をこぼした際にシミができやすいことに注意。
そこで防水マットを敷いたら汚れ防止と同時に清潔さも保てて、安心して利用できているそうです。
わが家も段ボールのキッズデスクと椅子を購入して使っています♪

段ボール家具・収納チェックリスト
- 湿気の少ない部屋に置いているか?
- 床に直置きしていないか?
- 月に一度は掃除しているか?
- 防虫・除湿アイテムを使っているか?
- 劣化したら買い替える意識があるか?
まとめ
- 段ボールは「ゴキブリの温床」とよく言われるが、実際は環境次第
- 清潔・乾燥・短期利用を意識すれば大きな問題は起きにくい
- 段ボール家具や収納も、湿気・掃除・防虫を意識すれば安心して使える
- 大切なのは「段ボールそのもの」ではなく、「管理方法」
エコで軽く、おしゃれな段ボール家具も、ちょっとした工夫で長く清潔に使えます。
ぜひ参考に、段ボールと上手に付き合ってみてくださいね。