一時間に一度はトイレ、いやそれ以上か
10〜15分に一度はトイレに駆け込む
という心因性頻尿に小学生高学年の時なりました。
そのような状態なのでもちろん学校に通えなくなり、不登校それから通院したことや
それからどうなったの?
などわたしの体験談をブログにまとめようと思います。
当時はいつこのトイレに駆け込む生活から抜け出せるのだろうと不安に思っていました。
心因性頻尿に子供の頃になった原因は?治ったきっかけなども考えてみました。
心因性頻尿になった子供の時の体験談をブログにまとめる
これからお伝えする内容はわたし自身の体験談なのですべての方にあてはまらないことも多いかと思いますが、一体験談として読んでいただけるとありがたいです。
わたしは小学校5年生の時に原因不明の頻尿になりました。
はっきりしたきっかけが何だったのか?それとも何もないけど
いろいろ重なってこの状態になったのがちょうど小学校5年生という時期になってしまったのか自分でもわかりませんが
この頃、いやそれよりずっと前からかなり緊張する場面に身を置いていて、身体は悲鳴をあげていたのだと思います。
小学校4年生までは、頻尿にはならずに普通に小学校に通えていました。
特にわたしがよく覚えているのは小学校3〜4年生の時の担任の先生がとてもユーモアあり優しさありのすてきな方で大好きでした。
わたしの通っていた小学校では2年ごとに担任の先生が変わりました。
小学校5年生になるとクラスのメンバーも担任の先生も変わります。
この変化にも心と身体がおいつかなかったのかしら。
小学校5年生の途中から、この頻尿の症状があらわれて、トイレに駆け込まなければならないようになりました。
小学校には徒歩で行くのですがその途中にも、尿意が我慢できなくなり自宅に帰る
学校の授業中も一つの授業開始から終わるまでももたずに教室から飛び出す。
家に帰ってからも15分に一度くらいトイレに行かなければいけなくなりました。
トイレに行っても、すこーししか出ないのですが、我慢できないのです。
こんなに頻繁にトイレに行って出ない時もあるかと思いきや必ず出ます
でもほんとーに少しだけ
こんな状態の日が続くようになり、母に連れられ泌尿器科に行きました。
そこで検査してもらった結果
どこも異常はありませんよ
という話でした。何かの病気ではないと告げられたのですよ。
それでもこの頻尿は治りませんでした。
今でははっきり覚えていませんが、くすりなどは飲んでいなかったと思います。
小学校5年生の途中からわたしは不登校になりました。
母はトイレのことは口に出さず
気分転換できるようにと(多分そうだとこの当時わたしが思ったこと)自然の多いところ
と言っても家の近くの小高い山
などに連れていってくれました。
トイレが近すぎるので遠出できなかったのですが、母の心遣いが嬉しかったです。
おかあさんてこんなに優しかったっけ?と思いました。
と言うのも、わたしが幼い時は
・すぐに声を荒げて叱られる
・手を挙げられる
・何もしてないし言っていないのにイライラをぶつけられる
・あなたは必要ないという内容の言葉を投げかけられる
母はわたしのことが嫌いなんだと思うことばかりで、常に母の機嫌を伺っていましたからね。
こんな意味不明な状態のわたしを叱ることなく、静かで落ち着く場所に連れていってくれるのですよ。
驚き、どうしたのかと逆にわたしが母の事を心配に思いました。
落ちつける環境をつくってもらっていたのに、なかなか、この頻尿の状態はよくなりませんでした。
そのまま6年生の春になりました。
日中はずっと頻尿で平均したら30分以内に1回はトイレに行っていましたが、不思議と夜深い眠りについてからは夜間にトイレで起きることはありませんでしたね。
夜間まで、30分以内だったとしたら寝不足でさらにおかしな精神状態になっていそうですね。
夜は大丈夫でした。寝る直前(深い眠りにつくまで)はかなりの頻尿ですがね。
起きている間トイレがとても近いのです。
6年生の夏頃に少しずつ学校に顔を出せるようになりました。
保健室だけ
とか、教室に少しだけ顔を出すけどまたトイレが近くなって保健室に向かう
とか、そんな通い方でした。
だんだん落ち着いたのか、いつしか頻尿の症状はなくなっていました。
心因性頻尿子供の時いつ治ったか、治るまでどれくらいの期間かかったか
これはあくまでわたしの場合ですが、約1年半です。1年以上2年未満の間で落ち着きましたよ。
ほんとにいつこの状態から抜け出せるのだろう・・・
と無気力になったり、逆に焦ったり不安定な精神状態の日々を送っていましたが
わたしの周りの人から焦らされるような言葉をかけられることもなく、ずるずる毎日を過ごしていました。
急に治ったと言うことはないのですが
気がついたら症状が落ち着いていた
というのがわたしの気持ちです。
トイレの間隔が今日は空いているなー
と思う日もあれば、今日はとんでもなく頻尿で家からまったく出られない
という日もあったりで波がありました。
心因性頻尿に子供がなるのは何歳か
これは、わたしが調べてみたのですが3〜5歳の子がどうやら多いようですね。
わたしは小学生の時でしたが、高校生の時になる方もいるようです。
つまり、3〜5歳の時になる子が多いけど、その他の時期になって困っている方もいるわけですね。
わたしは幼い頃からとっても緊張しいではありました。そしてかんもく(場面緘黙症、選択性緘黙)といわれる自宅では話せても保育園・幼稚園・学校では話すことができない
ということで悩んでいました。これも関係していたのかなとは思います。わたしのかんもく(場面緘黙・選択性緘黙)の体験談はこちら(わたしのプロフィールにとびます)≫プロフィール
過度の緊張が続くときっと身体にも不調が現れてくるのだと思います。
心因性頻尿になってしまった時の声掛け
心因性頻尿になってしまった時の声掛けで嬉しかったことは
「どこか気分転換しに行こうか」
「出かけようか」
などといった体調のことを伺うというより、気持ちを別のことに向けられるような言葉をかけてもらうことがわたしにとっては一番嬉しかったです。
他には、わたしのおばあちゃんがお守りにと数珠をくれました。
これは声掛けではないのですが、わたしの身体のことを思って考えてくれたことがとてもよく伝わってきて嬉しかったものです。
まとめ
一時間に一度?いやそれ以上酷い時は10〜15分に一度トイレに駆け込むという頻尿に悩まされたわたしの体験談でした。
心因性の頻尿に子供の頃になった原因や治ったきっかけも考えてみました。
泌尿器科では原因不明と言われた頻尿でしたが、小学校5年生の時にこの状態になり、小学校6年生の途中には治りました。
いつこの状態から抜け出せるのか、となんともいえない不安に押しつぶされそうになりましたが、周りの大人が焦らず、寄り添ってくれて何よりもありがたかったし、驚きもありました。
わたしの場合は母のわたしに対する接し方に戸惑いさえ感じました。
ゆっくりしたらいい、焦らなくてもいいんだと感じられたことが結果的にはよかったのだと今となっては思います。
今悩んでいるあなたや家族、大切な人が少しでもはやく頻尿の症状が落ち着きますように。
2023年10月 yayoiの電子書籍Kindleを出版しました。
↓↓↓
場面緘黙症だった幼いころから大人になるまでのわたしの姿・挑戦してきたこと・大人になって考えること
楽に話せるようになるためのヒント
今現在(20代後半)場面緘黙症の弟の姿
すこしでも参考になったり、気付きになれば嬉しいです。